私は基本的なトレードスタイルはスキャルピングです。再三お伝えしているフィボナッチでの反転現象は、スキャルピングにとっては非常に重要な情報となります。

フィボナッチでの反応は時間足に関係なく、どのチャートでも当てはまることが多いのですが、特に長めの時間足では強力なサポレジポイントとなります。
これが非常に重要でして、抜けたらその方向にエントリーし、次の重要数字で決済し、その後は相場から離れる、というスキャルピングのスタイルですと、非常に高勝率なトレードが可能となります。
上のチャートの例では61.8%で反転した後に、RBNZによる金利政策発表でNZD売りとなりました。一旦161.8%で揉み合った後、最終的に200%まで下げています。(この文章の記載時点では)

スキャルピングは利食い千人力のトレードスタンスですので、重要数字の161.8%で決済するというのがセオリーです。その後、200%まで到達して勿体ない気持ちもありますが、そこは割切って考える必要があります。
相場というのはいくらテクニカル上の重要なポイントがあっても、その手前で反転したり、少し突破することはザラにあります。利食いできるときに利食いする、というスキャルピングのスタイルですと、このフィボナッチを参考にしたポジション取りは非常に有効な手段であると言えます。

ちなみに、200%からリバウンドし、161.8%に到達した段階で、ここがレジスタンスゾーンに変化している。いわゆる、サポレジ転換となったことが確認されており、フィボナッチが面白いテクニカルアイテムであることが十分理解できるだろう。