今回はあくまでも私個人の主観です。いずれもそうではありますが、特に今回は私の経験で語ります。
表題にもあるように、水平線系のプライスアクション分析に使用するものとして、過去の高安水準に水平線を引くもの、直近の上昇あるいは下落波動に対するフィボナッチ、さらにビボットなどがあります。もちろん他にもありますが、ここではこの3つでランキングを付けたいと思います。
結論から言いますと、
過去の高安から引いた水平線 > フィボナッチ=超時間足でのピボット > 短時間足でのピボット
です。ピボットを参照しているトレーダーは多いのですが、私個人としては長めの時間足であればフィボナッチと同じくらいの反応精度だと思っています。

これは直近のドル円1時間足チャートです。フィボナッチラインと伴に、過去の安値水準に黄色のラインを引いています。今回、ドル円が大きく下げたのですが、最安値が5月安値にほぼ面合わせしています。その後は一旦のリバウンドとなっており、紫の斜めライン付近で週末引けとなっています。
ちなみに、この斜めの紫のラインはチャートを4時間足にしてみるとこのようになります。

すなわち、紫の斜めのラインは過去の一時的なピークを結ぶサポレジ線でして、水平線ではありませんが、斜めのラインも強力に反応するのです。水平線だけで比べると高安ラインが最高レベルですが、これが斜めのラインにも言えることになります。
フィボナッチは不定期ですがXでご紹介しているとおり、頻繁に反応します。
一方でピボットは月足、週足、日足など、様々な水平線がありますので、どのタイミングでどの水平線に反応するのか、トレードには応用しにくいのではないでしょうか。少なくとも私はそう思っています。
トレードするに当たっては、これら水平線と移動平均線、あとは斜めのライン程度のテクニカル分析で十分だと思っています。難しい分析ほど相場参加者は参考にしていません。あくまでも簡単で誰にでもできる分析手法で得られた答えにたくさんのトレーダーが期待を持ってポジションをとります。
難しいことを考える必要はありません。簡単な分析が通用しなければ、そもそもその分析では合わない相場だと解釈すべきだと思っています。